newsGK Summer Recital 2019:三匹のこぶた英語劇&プレゼンテーション

2019.06.25

GK第2回目となる発表会を開催しました。

今年3月に開催されたももたろうの際には、参加した子ども達は劇が終わった後に「次は何するの?」と言っていました。それから早3か月。今回は、三匹のこぶたの英語劇に加え、何名かの子ども達がプレゼンテーションを行いました。

 子ども達の様子を知る機会として

GKでは、普段は母子/父子分離でレッスンを行っています。そのため、普段レッスンでどんなことをやっているのか、また子どもたちがどのように集団の中で自分を表現しているのかをお見せする機会はあまりありません。毎月のレポートやオンラインでの写真共有をするなど我々もなるべくお子さんの様子はお伝えしているつもりですが、なかなかテキストや写真だけでは伝わりきらないこともあると思います。

今、お子さんが取り組んでいる内容、どんなことを楽しみ、どんなことへ課題意識を感じているのか、ということをご両親に実際にご覧いただく機会としてこのような場を設けています。

英語劇を通して、“グローバルで共通の話題“を知る

前回はももたろうという日本のお話でした。今回は、三匹のこぶたという海外の童話です。三匹のこぶたは、海外の学校でもよく扱われています。この先、海外の学校に進学したり、海外の学校に通う子どもと関わったりする際に、「僕もそのお話知っているよ!」「私も劇やったことあるの!」という共通の話題を知っていることは、初めてのコミュニティに馴染んでいく上でとても有効です。大人でも、世界的に有名な映画や音楽などを知っているとビジネスシーンのアイスブレークになることが多いのと同様で、“共通の話題“という引き出しを持っていることは大切な教養の一つです。ですが、今の子ども達にとって共通の話題を見つけることは容易ではなさそうです。現在、テクノロジーの発展により、映画や本も欲しいものを欲しい時にほしいだけ手に入れられることができるようになりました。それ自体は素晴らしいことです。でもその分、子ども達が共通の話題を持つ機会が減っていると感じます。一昔前であれば、前日のテレビ番組の話を次の日に学校で皆が話していたり、図書館で同じ本を読んだりするなど。今はそうではありません。共通の話題が見つけられず何を話せばいいのかわからず会話にならない子も少なくありません。GKでは普段のレッスンでも毎月1つは日本や世界の昔ばなしに関連したアクティビティをしていますが、その背景はこうした世代・国籍を超えた”共通の話題“を持たせてあげるという狙いがあります。

今できること”より少し背伸びする

前回のももたろうと比べ、基本的なフレーズは自分のものにできてきた子が多かったので、台本の内容も前回より量も表現も少しレベルアップした内容にしました。GKの子ども達が日々取り組んでいるフォニックスですが、今回の台本はアルファベットのサウンド、子音&母音のブレンドなどの要素を盛り込み、それを使う機会にできるよう考慮しました。例えば、”Chinny Chin Chin” は”ch”の子音ブレンドをリズムで覚えられるよう工夫しました。また”Do you?” などのYes/Noで答えられる会話文よも、”Who”、”What”、”How”などの会話をする上で理解の欠かせない疑問詞も前回より多く盛り込みました。これは子ども達も最初は苦戦していましたが、最後には英語劇の枠を超えて実際に使えるようになっていました。本番の日、みんなでお弁当を食べていた際、誰かが全く劇とは異なった話題を話していたのですが、”How much?”という言葉を聞いた瞬間、子ども達が”This much? This much? This much?”と言い始めました。こういった素直さが頭が柔らかいうちに語学を学ぶ利点ではないかと思います。

プレゼンテーション:日本人だからできないのではなく、場数が少ないだけ

今回は新たな試みとしてプレゼンテーションを行いました。実際にプレゼンをした子供どもたちは、半年前から1年前には英語ゼロだった子ども達です。その子たちが大人の前でクリッカーを使いながらスライドを紹介していく姿はとても頼もしかったです。今回のプレゼンテーションは、子ども達の体験談から伝えたいことを厳選しました。プレゼンのスライドのデザインを選んだり、写真を選んだり。どういったことを伝えたいのか、レッスンの合間を縫って準備してきました。今回も初めての体験で皆緊張していました。練習の時はすらすら話せたのに、大人を前にして思い通りに話せなかった子もいました。大人でもある経験だと思います。日本人はプレゼンテーションが苦手とよく言われますが、日本人だからできないのではなく、圧倒的に場数が少ないだけだと我々は考えています。だからこそたくさん練習の場を与えてあげたいと思っています。海外では、小さい頃からクラスや学校単位で人前に立って話す機会が多くあります。日本では音読などをすることはあっても、なかなか自分の思ったことを人前で発表することは多くありません。何事も経験。やる機会がたくさんあれば、コツもつかめるようになりどんどん上手になっていきます。

家庭では見せない姿が成長につながる

「うちの子、家では全然英語話したがらなくて。。。」「今日は疲れているのでグズるかもしれません」レッスンの前後にご両親と話すとよくこういったお話を聞きます。実際は、ご両親の心配をよそに子ども達は元気に楽しんでレッスンをしています。我々がみていても驚くほど成長しているお子さんもいます。今回の劇でも「家では練習しようとすると怒るんです」と心配されていたご両親がいらっしゃいました。その方のお子さんは舞台袖で最後の最後まで「ねぇ、こことあそこなんだけどもう一回セリフを言ってくれない?最後にもう一回練習したいの。」この子はきっとみんなと一緒にやるうちに、自分もやりたい!と強く思ったのだと思います。だからこそ最後の1秒まで練習して今の自己ベストを尽くそうとしたのでしょう。セリフを丸暗記して100%やり切ったが後ですっぽり抜けてしまう子より、こうやって自分で頑張るスイッチを押してそれに向かって努力する子ども達をこれからも増やしていきたいと思っています。

お越しいただいた皆様、子ども達のことを温かく見守ってくださりありがとうございました。

 

次回は、9月開催です。